鼻詰まりは、花粉症などのアレルギーにより、長期間に渡る症状に悩まされた場合は特につらいものです。受験生などのように、勉強に集中しなければならないのに、つらい鼻詰まりによってそれが出来ない時には精神的にもまいってしまいます。一時的にでも症状を緩和する事が出来れば、気持ちが楽になることもあります。個人差はありますが、指圧が有効な手段となる場合があります。皆様にとって、有意義な情報となればとの思いから、鼻詰まりと指圧について記します。
鼻詰まりや鼻水といった症状は、頭がぼーっとしたり、気が散り仕事や勉強が思うように進みません。下記は症状の緩和に手軽にできるセルフケアです。押さえる強さは、気持ちよい程度でとどめておきましょう。
また何とかしたい!という気持ちから、やりすぎてしまうことがあるかもしれません。一時的に強く押しても長い時間をかけても効き目が強くなることはありません。強すぎたり押し過ぎると、痛みが出てかえって逆効果になることがありますのでくれぐれも押し過ぎには注意してください。
鼻詰まり
●印堂(いんどう)・・・まゆげとまゆげの間で真ん中
●迎香(げいこう)・・・鼻の下の高さと鼻翼(鼻の穴のふくらみ)外側の端を通る垂直線と交わるところの点
●攅竹(さんちく)・・・まゆげの内側の端
●巨髎(こりょう)・・・鼻の下の高さと瞳孔を通る垂直線と交わるところの点
指の腹を当て、ゆっくりと1・2・3秒と徐々に押さえる圧を加えていき、同じテンポで1・2・3秒と押さえる圧をすーっと抜いていきます。3~5回繰り返し行ってみてください。押す指は、親指や人差し指、中指が使いやすいです。自分で押しやすい指、押す力が調節しやすい指を見つけてみてください。
攅竹(さんちく)や巨髎(こりょう)は、机の上で肘をつき、押したい箇所に親指の腹を当て顔を乗せるように頭の重みで圧を加える方法も行いやすいです。こちらも同じようなテンポで、圧の増減を加減しながら、いた(痛い)気持ちよい程度で行ってください。
また、基本的で大切なことは、日常生活での体調管理です。早寝早起きを心がけ、生活のリズムを整えていきましょう。寒暖差によるアレルギー性鼻炎の様な症状が出ることもあります。
体を冷やさないようにこころがけることや、熱を作る働きもある筋肉量を増やし(減らさない)、基礎代謝を上げる(下げない)ことも大切です。室外はもちろん室内でも、身体が冷えないように保温を心がけましょう。足部(足首)は筋肉も脂肪も少なく冷えやすい場所。普段から保温を意識することをお勧めします。
アレルゲンに対する対策も重要です。症状がある場合には、アレルゲンを調べ把握しておくと対処の手がかりになります。
花粉症では、髪や衣類、靴などに付着している花粉を家の中に持ち込まないように払い落とすことも忘れずに。それでも家の中には入り込みますので、掃除もこまめに行いましょう。
エム治療院へも、どうぞお気軽にご相談ください。